コンビニ弁当 vs. スーパーマーケットの弁当 さて判定は?

沖縄地方に滞在したときの話。

最近では沖縄も日本本土と同じく、コンビニが競うかのようにちょっとした郊外にできてきている。
スーパーマーケットがあればもっとありがたいけれど、さすがに過疎地帯ではコンビニまでが限度で、そういう場所に滞在するとなるとそのコンビニはまさにライフラインだ。

大体の予想として、都市部からかなり離れて過疎地帯とか海沿いとか山の中に行くと、食料を買い込むのにさえ不便になる。

最近ではそんな不便な土地にもコンビニができてきているため、必要最低限の食料その他の必需品の調達には困らなくなったけれど、それでもある程度の限界は感じるわけで、たとえばここの商品の値段が問題になる。

都市部とか市街に行けば、大型小型を問わずスーパーマーケットなどの量販店もあるので、競争の原理がはたらき、極端でないにせよそれなりに価格帯がリーズナブルなレベルに抑えてくれていることが多い。

それがたとえば愛すなど、コンビニでも売られている同一製品になるとどうしてもちびちびと値段が上になってくる。

ただ、それでもコンビニだってちゃんと変える価格帯だと思うし、とりわけ弁当とかおにぎりなどの食料品になると、総合的にコンビニが「勝つ」シーンも多い。

いったい何の要素を持ち出すとコンビニが勝つというのか?
弁当について単に値段だけ見てみると、圧倒的にコンビニが不利だ。一人前の弁当がスーパに行くと爆安の値段で売っていて、それこそ300円400円で相当なのが買える。

ところがコンビニ飯でその手の弁当となるとほぼ間違いなく500円を下回ることがなくなる。
よほどコンパクトな弁当とか不人気そうな外見の弁当ならあるいは400円程度、400円ちょっととかの弁当がないわけではない。

けれどスーパーマーケットで買える「ちゃんとした量の弁当」になると、中には平気で800円900円。1000円となるとさすがに一桁違って値段的な見栄えが悪いのか、そこまでの「高級品」はあまり見かけないけれど、それでもひどいケースならスーパーマーケットとコンビニの同程度の弁当を比較して値段的に倍の違いがあると言えるだろう。

コンビニ弁当が他よりも勝つ要因があるとすれば値段ではなく味。
たとえば弁当ではないが唐揚げチキンなど、コンビニの方が美味しい。個人的にはスーパーマーケットの唐揚げチキンはコンビニに及ばない。

スーパーマーケットの唐揚げは自分的には何か味が物足りなく感じる。具体的には味があっさりしすぎていて、コンビニのような豊かな味わいが劣るのだ。
しかもスーパーマーケットで買う唐揚げチキンは、店舗内の厨房で作り立てのものならまだしも、時間が経てばあのように店頭で平たく並べてあるから冷めて冷たくなりやすい。

対してコンビニは保温器で常時暖められていて、買えばいつでもほかほかの状態で食べられるし、放送もなかなか手の込んだ工夫がされていたりする。
なお付け加えると、コンビニとスーパーマーケットの唐揚げチキンの値段はそれほどに差がない。ないからこそ単純に比較できるというわけだ。

同じ理由が弁当にも当てはまる。
ただ温かさ自体はコンビニもスーパーマーケットも大差ない。
両方とも冷たい弁当を買ったら店舗内のレンジでチンすれば済むことだし、それこそ両者でそんなに面倒の差もない。

ところが味。
一昔前まではコンビニ飯などと言うとそれこそ急場しのぎの「量だけあればそれで十分」な品質だったけれど、年月が経つにつれてどんどん進化してきているような感がある。
要するに、本当に美味しいのだ。

味も一昔前と比較するとすごく繊細な味がするようになっていると感じる。
良い返れば、付け焼き刃とか急場しのぎのコンビニ飯から進化して、レストランの味に近くなってきている、と言えると思う。

何でこうもコンビニの弁当が進化したのか?
一つにはコンビニ同士でバトルが歯列になってきているというのが要因としてあるのではないだろうか。

スーパーマーケットは市街地に行けば確かに複数を見かけることがある。けれど、目で確認できるような近場に複数のスーパーマーケットがあるというものではない。必ず相当の距離を置きながら配置されて営業しているはずだ。

それがコンビニとなると、平気ですぐ目の前にさえも複数確認できてしまう。
極端なケースでは幹線道路を挟んで、こちら側と向こう側にあって、しかも同一ブランドのコンビニが建っているということもある。
しかもその二店舗、どちらかが早晩潰れるという気配もなさそうで、いわば平等にお客が出入りして繁盛しているのだ。
それも市街地ではなく、逆に郊外でそんな光景を見かけたことがある。さすがにあきれるしかなかった。

ここまで来るとそのコンビニが建っている「土地の力」があるのか、それともコンビニの神様がそこに鎮座していて、コンビニが商売すれば繁栄が約束されているのだろうか?

話が遠廻りしたけれど、上のような事情は沖縄も同じになる。
相当に過疎な地域になるとコンビニすらない場所も多い。

そういうところでは沖縄特有だが共同売店のような平屋の店舗がある場合もある。
けれどそれすらなければ自転車やバスなどを駆使して遠出して食料その他を調達するという不便が出る。

沖縄の過疎地帯に滞在した際、何度かそういう場面に遭遇したことがあった。そんなときにはバスや自転車を使って近傍の大きな街に出かけ、スーパーマーケットでまとめ買いすることが常だった。
コンビニは値段が高めになるからぜったいに行かない。
要するに量を重視しているわけで、ちょっとしみったれだけれどこういう行動は家庭の主婦と変わらない。

ただ、たまさかに「普段食べているものと味変したい」「ちょっと値が張ってももう少し美味しそうなものを食べたい」などという物欲がわいてくると、スーパーマーケットよりももっと滞在先の近くのコンビニに足を運んだりしていた。

バスを使うにしても交通費が上乗せしてくるし、自転車を使い過ぎてマンネリしてくるとなおさらそんな気分になる。
しかもコンビニはスーパーマーケットと違い、深夜でも元気に営業してくれているというメリットがある。深夜に不測の需要が生じて、「今どうしても食べたい飲みたい」ときには救いの神だ。

で話がまた横にそれるけれど、そういう沖縄の過疎地帯に滞在していたとき,近場にコンビニもなければ何らかの売店すらない、そんな場所にいたことがあった。
もちろんスーパーマーケットなどない。あるにはあるがかなり距離があっておいそれとは行けなかった。
バスの便も1日で登りと下りが各1本だけ。坂道が続くので自転車を使えば一苦労で、宿に帰る頃には汗をかいていた。

そんなとき、いきなり悪天候に見舞われた。
雨も降るが風もかなり強い。
そこにバスの便もなくなっていて、自転車を使ってもびしょ濡れ覚悟になるし風の強さでまともにペダルがこげない。
観念して歩いて買い出しに行くにも傘の骨が折れる可能性が大だ。

ここまで来ると本当に陸の孤島にいる気分になる。そこそこのスナック類は室内に置いてあったが主食に慣れるものではないので、ひもじくとも我慢するしかなかった。

ただその悪天候も長続きはしないもので、明くる日にはちゃんと日差しが戻って穏やかな天気になる。

そういうとき、スーパーマーケットにいくのかコンビニに行くのか?
というのがまた興味を引く案件ではないだろうか。

結果として私は先々の費用を考えてスーパーマーケットに行ってしまったが、あの時コンビニで大盛りの高い弁当を買ってもぜったいに後悔はしなかったと思う。

今回はタイトルのとおり、コンビニ弁当とスーパーマーケットの弁当で、貴方だったらどっちを選ぶか?
というようなテーマでお伝えしてみた。

真っ先に判断する要因はやっぱり値段だろうし、家庭の主婦だって大方はそういう方向性でモノを選んでいるはずだ。
けれど、どっちを選ぶのかについては様々な要因が顔を出してくる、というのも一方で言える真実でもある。

特に悪天候などで自室に身動きできない時間が続いた後は、そのために溜まってしまったストレスの解消をしようとして、「ちょっと贅沢な冒険」をしたらどうかな?となる。
でもこれが平均的な庶民に浮かぶインスピレーションかもしれない。

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