子どもの頃から、私は不思議な音を聞くことが多くありました。
大体それは夜中のことでした。
ですが、それとは別に、昼日中にそういう音を聞くことも少なからずあります。
それが実際、今の年齢になるまで、続いているのです。
その一つが具体的には朝、起き抜けの時間ですね。
今回は、そういう経験談をちょっとお伝えしてみます。
誰の声だかわからない 起き抜けにいきなり呼びつけされ
いきなりこの記事ご覧になっている貴方にお尋ねしますが、貴方は朝、人間以外、つまり、この世に生きている人たち以外から、自分の名前を呼ばれて起きたことはあるでしょうか。
もちろん物理的な録音デバイスなどの機器なども外します。要するに物理的に聞こえてくる音や声はすべて除外します。
要するに、物理的な音や声ではない、ということです。
実は私は何度となくあります。
朝、というか朝に限らず、昼寝でも同じなのですが、起き抜けの時に
のあっじ。
と耳元で呼ばれることが、何度となくあるのです。
もちろん人がしゃべっているわけではありません。
生きている人に声をかけられたわけではないのです。
そして、そういうモーニングコールがあるたび、それで起きるのです。
そしてここ数年来は、こういう怪しげなモーニングコールに対して慣れてしまっているというか、こちらも返答するようになって、起き出すようになってしまっています。
わかった、今起きるってば。
という感じでしょうか。
こういうリアクションが良いのか悪いのか、わかりません。
ですがこういった、どう考えても霊的な声は、今までの経験上、いわばそれ以上に変なこと、恐ろしいことが付随して起こるわけでもないので、私の方でも調子に乗って、こんな返答になっているのです。
これを最初に聞いたのは、今から15年、20年くらい前でしょうか。
自宅の部屋で朝寝ていると、起き出しのうとうとしている状態の時、いきなり男の大声で
のあっじ。
と、耳元で聞こえてきました。
普通だったら朝からこんな現象が起こったら恐怖で青ざめてしまうかも知れません。
いや、確かに私自身もびっくりしました。
一体誰だ、なんでこんな声がこんな時に聞こえるんだ、という風です。
けれど私の場合、子どもの頃からおかしな音とか現象には遭遇していたため、変なところでけっこう度胸が付いてしまっていたようです。
それで結局、ああこういうこともあるものなんだな、みたいに自分の中で納得してしまいました。
その後、毎日ではありませんが、大体2週間に一度くらいでしょうか、ときおり同じような経験をしています。
そして、その声は決まって男性の声です。
結局私も慣れっこになってしまい、この声が聞こえるたびに布団の中で、ああわかったよ、今起きるからさ、と声に出して応えるようになってしまっています。
何というか、こうなると部屋の中にもう一人、誰かがいるような感覚です笑
死んだ身内の誰かが自分を起こそうと、声をかけてくれている?
ただ、全然聞いたことのない声かと言えば、あながちそうとも言えないかも知れません。
とりわけ身内や死んだ肉親の声にも似ていたりする、そんな印象もありました。
ですので、ここからはあくまでも理論的な根拠から離れてスピの世界になってしまうのですが、
もしかしたら自分の死んだ先祖の誰かが、自分を心配して起こしてくれているのかも知れない
みたいに考えも巡らします。
この声が聞こえるたび、毎度私はそうしているのですが、だからといって、死んだ家族の声と100%おなじだったのか、と言われれば、なんとも言えません。
そういうふうに、なんとなくほんのやや、聞き覚えのある声とはちがう声なのです。
あるいは単にあの世の人たちのいたずら、という考え方もできます。
これがスピな現象、つまり霊現象の一つだ、と考えた場合のことですが。
けれどいずれにせよ、この声が聞こえたときには決まって私は起きることにしています。
というか、それ以後はやっぱり再び寝入ろうとするのを躊躇してしまいますね。
この出来事は、そういうわけで私自身も何も確証がなく、誰が私の名前を呼んでいるのか、いまだにわかりません。
スピ的にはよく知られている?寝入りばなや起き抜けの霊現象
ただ、以前につのだじろうさんの心霊漫画で知った知識があるのですが、それがこういう私の経験とリンクしていそうなのです。
それはどういうことかというと、
寝入る時、つまり睡眠に入る時は、人間の意識は無念無想の状態に最も近くなるため、霊からの通信を一番受信しやすくなる
ということです。
確かに、言われてみれば寝入りばななどの時には、何も考える余裕がなくなっている状態です。
これは、私が語るまでもなく、多くの方たちが経験的におわかりではないでしょうか。
もちろんそういう無念無想に近いからと言って、いつでも誰でも霊と接触できるかどうか?という点に関してまではなかなか確信的に主張できるわけでは無いと思います。
けれど、よくよく自身の経験を振り返ってみれば、無念無想とまでは行かなくとも、そういう風に者をあんまり考えないときとか、ちょっとぼんやりとして、まったり気分の時には、けっこうひょっとワケのわからない事が起こりやすいようですね。
あくまでも私自身の経験則ですが、そういうぼんやりした気分の時とか、何の気なしに歩いていたりたたずんでいたりすると、いきなりすぐそばの家とかブロック塀、あるいは線路からコトッ、ピシッ、パキッという音が聞こえたりするようです。
私の場合、特に昼間、というか日の上がった午前中によく起こりますね。
で、結局この朝のモーニングコールですが。
確証はないものの、何かの霊的、スピ的な声だろうと考えるしかありませんが、これ以上私にとっては何も手立てがありません。
何しろ一度、以前に先祖供養で有名な霊能者に大きなお祓いをしてもらったことがありました。
そうしたところ、確かに体感的にもその効果がはっきりわかりました。
お祓いをする前はものすごく体が重たかったのですが、その後はすごくすっきりして、体も軽く、楽になっています。
そんなお祓いの後でさえも、やっぱりする声、鳴る音ということになります。
そんなに強力な霊なのだろうか。
とも思いましたが、そういうわけではなく、何ら害を私に与えてこない、むしろなんだか味方のようなトコロもあるようで、だからこうして朝起こしてくれたりしているのかも知れません。
結局この私を呼ぶモーニングコールの声、というのは別段悪霊というわけでもなく、また浮上物霊と言うほど困った境遇の霊魂でもなさそうなのです。
だから霊能者のお祓いも利かないようですね。
というか、おそらくですが自分のご先祖の一人ではないか、と思っています。
以前テレビの心霊特番で、あるイギリスの古い邸宅に長年住む幽霊の話を視聴したことがありましたが、大体それと似たり寄ったりの現象ではないかと思います。
だから、たとえ霊の仕業だったとしても、その霊がまるっきり悪い人ではないようですね。
そして、声だけではありませんが夜遅く、起きて寝るのをぐずぐずしていると、やっぱり物音が聞こえてくることもあります。
そういうときには私も慣れたもので、
わかったわかった、そろそろ寝るから。
と、朝のモーニングコール同様の返事をしています。
変な話、なんだかまるで、誰かと部屋の中で一緒に生活している気分ですね。
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