超能力開発の訓練方法とは?やったらとんでもないことが起こった!

子どもの頃のことです。

その頃、心霊現象や超能力がブームで、そういうテレビ番組があると食い入るように見ていたものです。
それと並行して、様々な心霊関係、超能力関係の類書が出回りはじめ、一つのブームでした。

私もそれらを買ったこともありますし、中にはきちんと説明をほどこした霊感や超能力の開発方法も記載されています。

そして、その内容は間違いなく、今でも十分すぎるほど有効で役に立つ、そういう内容もあったと思うのです。

そのようなブームの走りにに出版された書籍の一つ、今では古本でしか手に入りませんが、池田書店から出版されていた「エスパー入門(橋本健 本山博共著)」という小さな新書本があります。

そこに書いてあるとおりの超能力・霊感力の訓練方法を私が続けた結果、どういうことが起こったか?
その訓練方法の仕方とともに、私が実際に体験したとんでもない出来事をお伝えしましょう。

今でもすごく有効な超能力訓練方法とは

超能力というと、その持ち主の第一人者として今も時折名前を聞くような一人に、清田増章氏がいます。
彼がまだ子どもの頃にはテレビやメディアのブームに乗って一躍有名人となり、スプーン曲げや念写などを披露していたりしていました。

同じ時代には漫画ではつのだじろう氏が少年チャンピオンに連載していた恐怖新聞とか、少年マガジンに連載していた「うしろの百太郎」などなど、心霊現象を本格的に伝える漫画が初めて現れ、それが今からちょっと前まで全盛だった心霊番組につながっているようです。
言ってみればすべてではないにしろ、今に至る心霊ブームの火付け役となったのがつのだじろう氏のこうした一連の心霊マンガ、といえるでしょう。

そのつのだじろう氏がマンガ「うしろの百太郎」の中で超能力の開発方法を説明してくれている下りがありましたが、それを読んだ私は、やっぱりそういうものに興味を持つ年齢だったこともあって、自分で説明の通りに訓練を続けていたことがありました。

訓練と言っても、ほとんど遊び、興味半分のノリだったと記憶しますが、実のところそのとき起こった、今でも忘れられない出来事というのがあります。
それについて今回お話ししてみましょう、というわけです。

訓練方法がつのだじろう氏のマンガにもわかりやすく説明

そのつのだじろう氏がうしろの百太郎で紹介していた超能力開発法というのは、実は「エスパー入門(橋本健、本山博共著)」で説明されている開発法でもあります。
この点については、つのだ氏もマンガ「うしろの百太郎の中」で、エスパー入門ではありませんが橋本健・工学所長の主張する開発方法だと伝えています。

著者の橋本健氏ですが、すでに鬼籍に入っているとはいえ、理系畑の電気技術分野で大活躍をした一方で、こういう超能力とかスピリチュアルの分野に傾倒し、すごい業績を残しているようです。

橋本健 共著「エスパー入門(池田書店)」昭和48年 20版

一方、私がこの本に飛びついたきっかけというのは、確かに当時、子供心にもすごく斬新で魅力的でもあったエスパーとか超能力という分野に本格的に切り込んでいた内容だと言うことはあります。

ただ、それが後になってわかったことですが、こうしてつのだじろう氏が「うしろの百太郎」で取り上げていた超能力開発方法というものが、この本の中でも紹介しているものだということは全然知りませんでした。
だからつのだじろう氏のマンガと、この「エスパー入門」とが多少関係しているというのは、私にとっては全くの偶然ですね。

当時は、今でも名高い一連の新興宗教がらみの事件なども起こっておらず、ましてやテレビ局側の心霊番組ねつ造騒ぎなども全然考えられていないような時代で、言ってみれば今のように「他人を全然信じられなくなってきている時代」ではありませんでした。
程度の問題に結局なりますが、対人関係というのが今ほど冷めてはおらず、それなりに「相手を信用して大丈夫」な時代というか、人の行動や言葉をまだそれだけ信じていける時代だったわけです。

そういう人間関係の下地があったりしたので、本書でも批判や攻撃をあまり受ける様子もなく(ウラではかなりあったかも知れませんが)、したがってかなり自由自在にそういう超能力や心霊関係のテーマを掘り下げている内容のようで、空中浮揚とか心霊治療なども取り上げられています。

そういう風にすんなり右から左に超常現象を肯定しながら取り上げて論を進める、その善し悪しは別として、橋本氏のように高名な科学技術畑の権威者がこういう道に全精力を捧げる、というのは今でも非常に新鮮な驚きではないかと思います。

私が子供の頃本書を購入しました。折しも当時はオイルショックで、紙質が劣化しています。


ちょっと話はそれますが、この本を私は子供の頃、書店に注文して取り寄せの形で買ったことを覚えています。

ですが、実は結局買ったらそれで満足式になってしまい、しっかり読み込むこともせずじまいでした。
ただ、読もうにも子供の私にとっては内容が難しめで、結局口絵をみたり、ざっと読みになってしまっています。

だから本書の中でこうした超能力開発方法が紹介されている、というのは実のところ今の今になって初めて見返して気づいたところです。
というわけで、私の失敗談でした。苦笑

二つの開発法に鋭意努力。その結果は!?

そのエスパー入門で説明している超能力開発法を、うしろの百太郎で見かけた私はずいぶん興味がわき、興味本位ながらもけっこう長期にわたって訓練をやってみたことがありました。

確か期間的には中学、高校時代を通してやっていたと思います。
もちろんブランクも多々ありますし、興味が失せたらやめにして、また興味が出てきたら始める、という風でした。

ただ、そんな首尾一貫しない訓練の仕方であっても、不思議なこととは起こっています。

どんな開発法なのか、興味のある方もおられると思います。
そこで、私が手がけたのは以下の二つだけでしたが、その訓練方法と私の経験も併せて一緒にお伝えしてみましょう。

【ご注意】
なお、以下にお伝えする超能力開発方法を実行する場合、どのような結末になるのかは当方では責任が持てません。たいていの場合は危険な事態などに遭遇することがないと思いますが、それもあくまでも当方の推測でしかありません。
ですのでもしも実行する場合には、そのような不確実性をご理解した上で自己責任で行うか、もしくは可能な限り信頼の置ける人の監督の下で行うことをおすすめします。

【¥ 2,500/オズボン レナード (著), 近藤 千雄 (翻訳)】

トランプを使った透視能力訓練法

まずご紹介するのは、透視能力訓練法です。
本来はEPSカードという、特殊なカードを使って行いますが、トランプを代用してもできますし、私もトランプしか使ったことはありませんでした。
なので、以下の説明はやはりトランプをツールにして説明してみます。
トランプ

1.
カードを5種類、それぞれ5枚ずつに分ける。
つまり(絵柄のない)ハート、ダイヤ、クラブ、スペード(以上はすべて2~6の数)を各5枚、そして絵柄のカードを5枚、合計で25枚を用意する。この合計25枚を十分にシャッフルし、表を見ずにまとめて伏せておく。

2.
次に30秒~1分ほど気持ちを落ち着けながら、表を見ないままの状態で、表に何が描かれているかを考える。
このとき必ず自分には表が見えると強く念じるのがコツ。

3.
そして、表に描かれている種類ごとにカードを裏返したまま、手元の該当する場所に割り振って置いていく。25枚すべてに同じことを行う。25枚すべてが終了すれば、それぞれ5枚ずつに割り振りができていることになるが、その数にこだわるよりは、一枚一枚に集中する方を頑張ること。

4.
この25枚を終了して1ランとカウントする。倍の50枚なら2ラン、3倍は3ランとなる。
偶然的中率は1ランにつき5枚。それ以上に的中すれば、成績優秀つまり超能力がある可能性がある。
具体的には、1ランで9枚当たれば良、10枚なら優、11枚以上なら秀という判定となる。

自分の結果を一言、ベタ。

このESPカード開発法は、当時少年マガジンに連載していたうしろの百太郎の最初の頃に紹介されていました。

その後、次に説明するサイコロを使った念力開発法(セブンス)が出てくることになりますが、それまでしばらくの期間がありました。
このため、特にセブンスが「うしろの百太郎」で紹介されるまでの間、このESPカード開発法訓練ばかりをやっていたことがあります。

けれども、その際の訓練結果を一言で言ってしまうと

まるでダメ

でした。

最高で1ランが11枚、ということがありましたが、それ以外の時にはせいぜい4.5枚が的中しているに過ぎず、ひどいときには1ランで1枚、2枚しか的中せず、確か0枚だった記憶もあります。

ハッキリ言ってこっち方面の素質は私自身、ベタだったとしか言い様がありません。

ただ、上のような1枚、2枚とか、あるいはゼロ枚とかいうかえって当たらなすぎの時もある意味何かの超常的な力が作用しているといえるのかも知れません。

ですが、厳しい判定として私は自分の素質をベタとしています。

サイコロを使った念力訓練法セブンス

その後しばらくして、連載マンガ「うしろの百太郎」の中でセブンスが登場します。
この開発方法も、そしてセブンスという名前も上の「エスパー入門」の中で紹介しています。

この開発方法は、サイコロが2つ用意できればOKで、私の経験ではESPカード開発法よりも簡単にできると思います。
サイコロもいろいろなタイプがありますが、こういう普通のもので十分です。

サイコロもいろいろなタイプがありますが、こういう普通のもので十分です。♫

よかったらこれもトライしてみてください。
同じく、次にやり方をお伝えします。

1.
サイコロを二つ用意する。適当なサイコロで良い。
サイコロを二つ使う、というのがミソ。どんなサイコもは必ずそれぞれ出やすい目がある、といわれている。
このため、サイコロは1個でなく2個使うことで、なるだけそのクセを防いで公正なトレーニング結果を求めていく、とされている。

2.
二つのサイコロを片手で持って、振りながら投げる。
この際、心の中では、二つのサイコロの目が合計で「7が出ろ!」、と念じる。

3.
合計で7、とはサイコロの片方が1ならもう一方が6、片方が2なら5,3なら4、という目の出方になる。

4.
これを12回繰り返す。これが1ランになる。
このとき、偶然に合計7の芽が出る確率は、12回のうち2回。だから2回よりもより多く7が出れば念力がある、ということになる。

5.
3ラン、つまり合計36回繰り返すと、偶然には6回またはその前後の回数しか出ないはずだが、それが10・11回なら良、12回なら優、そして13回以上だったら秀という判定になる。

このセブンスに比べてESPカード開発法は、いちいち気持ちを静めて少し間を置きながら訓練する必要があります。
だからせっかちな自分にはあまり向いていなかったかも知れませんが、このセブンスはそんな手間ヒマが不要で、言ってみればただサイコロを振って出た目を競う、みたいにパッとできるのが気に入っていました。

こんな理由もあってか、セブンスを覚えたら、ESPカードよりも成績が良いためもあってか、その後はもっぱらこっちばっかりやっていた気がします。

【¥ 2,500/オズボン レナード (著), 近藤 千雄 (翻訳)】

実はこのセブンスがヤバかった。突然起こった、信じられないこととは

ところが、このセブンスをやり続けていくうち、私はあることに気づきました。

それは何を隠そう、紛れもなくその成績、つまり7の目の出方というのが、繰り返しますがESPカード開発法と比べると、明らかに優秀だったのです。

1ランつまり12回サイコロを振って、普通なら2回前後しか7は出ないはずなのですが、私の場合、ほとんど4回を下回ったことがありませんでした。

いや、それよりも少なく出ることもあります。
しかし、透視能力の訓練法とは明らかに成績がちがうのです。

確かに、それでも普通の人の場合だったら4回、あるいは5回くらいまでなら、何回もランを重ねていくうちにいずれそういう数も出てくるかも知れません。

しかしながら私の場合、ほぼ常時といって良いほどに4回以上が毎回のランで出てきました。

だからこういう成績を体験してみると、ぼちぼちながら

「自分にも多少はそういう力があるのかな?」

みたいな、ちょっとした優越感も出てきたのです。

そして、不思議なことに実体験としてお伝えしますが、このセブンスを続けていくうちに、なるほど確かに7が出る数が増えてきた、そういう印象も持ちました。

3ランやって7が10回出たり、12回出たこともあります。
それで、やはりこういうことも訓練を積めばレベルアップするのか、みたいになんとはなしに思っていました。

自分の目の増えるパターンが。これってやっぱりそういう力の証拠!?

と、ここまではそれほどに奇異な出来事ではない、といえるでしょう。

ただ、そのセブンスをしばらくの間続けていたわけですが、そのうちに私の目の出方というのも経験則としてなんとなくわかってくるようになりました。

どういうことか、というと、訓練の時間中、7の出やすさが、時間と訓練の経過によって一定の規則がある、ということです。

他の方ももしかしたら同様かも知れませんので、興味があったらご自身で調べてみると良いでしょう。

ただ、それほどのレベルではないかも知れませんが、こういう結果がほぼいつもついて回るということは、やっぱりそういう力がある証拠になるのかも知れません。

やり続けていくうちにとんでもないことが!?何度やっても7の目だけ!

このセブンスをしばらく続けていましたが、高校生くらいになったときにはぼつぼつ飽きてきて、その後はたまに時折やり直してみる程度だったと思います。

ですがそんなとき、たまたまやってみた3ランで、7の出た回数が実に18回というのがありました。
つまり36回二つのサイコロを振って、出た合計7の目が、何と全体の半分の回数というわけです。

我ながら驚きましたが、ところがさらにその驚きが、かえって恐怖になったことがあります。

ある夕刻、自宅でやっぱりセブンスを繰り返していたところ、自分でも信じられないことが起こりました。

なんと、何度サイコロを振っても7しか出ないのです。
他の数は全く出ませんでした。7ばかり続くのです。
いまだに忘れもしません。

強く「7!」と念じて投げます。

サイコロを振ってみた回数も、あまり7ばかり出るのでもう回数を数えるのもやめてしまいました。
ですがそれほどまでに何度振って投げても7ばかり。
延々と連続して出ます。

意図的に7が出るよう念じてもいなかったように思います。
というか、それほどごく自然に7ばかりが出てきました。

しばらくして私は、この異常な目の出方にもう続ける気になれず、恐怖さえ覚えています。
それで途中でやめてしまいました。

結局このとき、7の出た回数を数えることもなく、というか途中で今何回目になるかわからなくなってしまいました。
あくまでも感触的にですが、多分20回、30回くらいは連続して出ていたように記憶してます。
あるいはもっと多かったかも知れません。

なぜこんなことが起こったのか。
いまだにわかりません。
もちろん勘違いや妄想、幻覚などでは絶対ありません。

それ以後、私はこのセブンスをぷっつりやめました。

言ってみればずっと昔、ごく幼い頃に私が寝ている部屋のタンスの上の衣装ケースが音もなく動いた、それと関係あるのかないのか。
なんだかそういうカオスな出来事です。
私が中学、高校時代のことでした。

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