よくいう金縛り。
寝ていると、いきなり全身が固まってしまって動けなくなる、という現象です。
でも、結論から先に言うと、この金縛りというのは、あながち幽霊とか霊的な作用ばかりが原因じゃない、ということが最近は明らかになってきています。
医学的にもどうやらそれがわかってきているようなので、ある意味ひと安心かもしれませんが、それでも場合によっては、幽霊がなにか原因になって、金縛りを引き起こしていたりすることもある。
それもよく言われていることです。
じゃあ、幽霊などが本当の原因だとしたら、そういう時の金縛りはどうやったら逃れられるんでしょうか。
そんな話をちょっとお伝えしてみたいと思います。
ただ、前もって言っておきますが、幽霊が原因ではなく、本当に体調的なものもあるので、そこはしっかり区別しておいた方がよいです。
金縛りにかかってしまいやすい、幽霊が一番好むタイミングがある
じつは、金縛りには確かに原因となる幽霊の存在もあるわけになりますが、実はそれと合わせて、金縛りに遭う方の人間にも原因がある、ということ。
これをぜひ押さえておいてください。
つまり、人間の方で幽霊さんがよってきて、金縛りにしまうことになる、そういう原因を人間の方でつくってしまっているんですね。
どういうことかというと、金縛りをかける幽霊にとっては、ある意味そういう現象を起こしやすい原因が人間の方にあるということ。
言ってみれば、人間の方からそういう霊的な環境をこしらえている、ということになると思います。
寝入りばなと起き抜けは彼らのお気に入りの時間
人間が眠っているとき、眠りの浅い、深いという時間があるということは医学的にも証明されている、といいます。
ここまでは皆さんもご存じでしょう。
ですが、私たち人間が、眠りに落ちる瞬間、そして眠りから覚める瞬間というのは、実はある意味雑念が一切払われている状態のはずです。
つまり、無念無想ですね。
仏道の修行者などは、こういう無念無想の心境をつくるために大変な努力を払って修行するのだと思いますが、実は普通の人間でも、それが無造作にできてしまう。
その瞬間がこういう寝入りばな、起き抜けの時です。
実際、私たちはこういう瞬間、何も考えることができなくなっているはずですよね。
そして、彼ら幽霊にとっては、そういう風に私たちの心が空っぽになったとき、完全脱力状態になっているときと言うのが一番アクセスしやすい、ということが言えるようなのです。
誰でも金縛りに遭う可能性が
ということは、少なくとも私たちはすべて睡眠をしなければ生きていけないわけなので、個人差はあったとしても、必ず誰でもそういう瞬間に幽霊とコンタクトを取りやすくなっているる、というわけです。
だから、私の経験から言っても、金縛りを経験するのは、ほぼ必ず寝入りばなとかです。
繰り返しますが、それでも本当に霊的な原因であるとは限りませんし、むしろ圧倒的に体調的なもの、医学的に説明できることが原因になっているケースが多いといわれています。
ですが、少なくともそういう無念無想になる瞬間というのは、確かに寝入りばなや起き抜けには生じるので、やっぱり割合的には少ないかもしれませんが、 幽霊が原因の金縛りになる、というのはあるわけですね。
そして同時に、個人差はあっても多かれ少なかれ、かなりの割合の人たちがそういう経験があるんじゃないでしょうか。
霊がよってきて、金縛りに遭う恐怖から逃れる方法とは
そういうわけで医学的、体調的な金縛りは、ある意味多くの人が体験しやすいかもしれません。
ですからあまり気になるようなら病院にでも一定しに相談してみるとよいでしょうが、幽霊が原因の場合には、やっぱりある意味、医学的な原因以上に放っておくのもどうかと思います。
ですので、そういう原因が医学的なものではないものについて、逃れ方をいろいろと考えて見ましたし、また自分でも試してみています。
その中で、大体はそれなりに効果があるものがあります。
何かのお役に立つかと思うので、次にそれら三つほどご紹介しましょう。
その一 寝場所を変えてみる
金縛りに遭う場所、遭わない場所、というのがどうやらあるようです。
以前木造アパートに住んでいたことがありましたが、けっこう金縛りというか、変な夢も見ました。
場所的にそういうものと波長が合ってしまうところがあるようですし、またうっかり自分で呼んでしまうこともあるかもしれません。
そういう、幽霊か何かとコンタクトをいたずらに取りやすいところ、というのが確かにあるようですから、なるだけ祖言う場所で寝起きするのはやめた方が無難なようです。
引っ越せればそうするのがベストかもしれませんが、なかなか経済的に難しいときには、寝る部屋を変えてみたりするのもよいと思います。
その二 電気をつけて寝る
金縛りに遭ったり幽霊を見たりすると、一度でもそういう体験をした人ならおわかりと思いますが、電気を消して寝るのが非常に怖くなります。
例え幽霊が原因でなくとも、暗闇の中、いきなり寝ている自分の体が硬直してしまったら本当にパニックです。
その結果、夜中まで目がさえてしまい、寝不足になったり、朝起きても頭がぼーっとなったりで、よいことはありません。
それならばいっそ、ということで私が考えて今でも実行しているのがこの方法です。
電気を付けっぱなしで寝ていると、確かに金縛りには遭いにくいのです。
ただ、電気がまぶしくて、かえって寝づらくなるかもしれません。
そのときには、仰向けに寝たときに、真正面に来る電気、つまり天井の電気を消して、机のスタンドとか、他の電気をつけたままにしておくことをおすすめします。
その三 音の出るものをつけて寝る
上と似た方法ですが、テレビやラジオなど、音の出る機器をオンにしたまま、音を出しながらそのまま寝るのも手です。
わたしはけっこうラップ音を夜聞いてしまうたちなので、その音を消す意味で、よくこの方法を利用しています。
パソコンやスマホ、タブレットなどで、動画配信の音を聞きながら寝るというのもよくやります。
最近ではYouTubeで睡眠用の動画が流れているので、それを使うとよいですし、むしろ私などは室内が全く無音の状態よりもリラックスできます。
あくまでも私の個人的な感想ですが、視覚的に真っ暗闇の中で寝るのと同様に、全く無音な場所で寝るのは、結局幽霊 とか霊的なものをひきつけてしまう原因をつくりやすいのかもしれません。
だからこうして、適当に部屋を明るくする、音出ししながら寝る、というのはかえって気持ちを楽にしてくれるようです。
体調管理の点で、頻繁な金縛りは病院へ
繰り返しますが、金縛りだからと言って幽霊が原因の場合は、あまり多くないはずです。
だから、あまり霊感とかが強くない方にとっては、むしろそういうものを体調不良と考えて、病院に行く方がよいと思います。まずは体調管理が大切です。
霊感質とか、そういう霊的なものを呼びやすい体質とかで、個人差はあると思いますが、通常は幽霊が原因ではない場合がほとんどかもしれません。
ただ、明らかにそういうスピリチュアル的な作用が原因になって、金縛りに遭う、というのもありますし、そういうときには体調的な原因と比較しても何か異常な印象が残っていたりする、というケースはよく言われているようです。
そういう印象がけっこう残っていたりすると言いますから、そういう印象で幽霊が原因なのかどうかを考えていくとよいと思います。