小学校に上がるや恐怖体験が ワケのわからない音と声

小学校に上がると、中学に上がるまで、私には毎晩のように悩まされ、恐怖した現象が起こります。

最初にお伝えしておきますが、私にはあまりそういうものを見る力はありません。

ですが逆に、音を聞くのはよくあります。
それをちょっとお話ししましょうか。

よくラップ音といわれる音ですが、他の霊能者という人たちにさえ滅多に聞こえないくらいのレベルで音を聞くことがあるのです。

身が凍り付くラップ音、小学校時代は布団の中で震えて過ごす

今でもそれは続いていて、調子が良い時、というべきなのかわかりませんが、そういう時には、家の中や外、線路、電車の中であろうと、どこへ行っても

パキッ、パキッ
カン、カン

という音を聞きます。
聞かない時の方が珍しいくらいです。

だから、音といってももちろん普通に誰でも聞こえる生活音や人の声、騒音など様々な音ではなく、いわゆるラップ音なのです。

スピ的な音になりますが、それを初めて耳にしたのはちょうど小学校へ上がる頃か、あるいは保育園にいた頃あたりからのことです。

そのある晩、夜中にふと目が覚めたことがありました。

すると、男の人のうなり声に混じって、同じく男の人の話し声が重なって聞こえてきました。
低い男の人の声で、確かに何か言葉をしゃべっているのです。

小さい声で、遠くから聞こえてくるようでもありました。
それを聞いたとたん、私は恐怖で凍り付きました。

よく言う金縛りにあって体が動かない、というわけではありませんでしたが、それでもあお向けのまま、布団の中で恐怖で頭がいっぱいになり、恐ろしくて体を動かすこともできませんでした。

子供ながらも、とっさに考えたこととして、

いつその声の主が自分に襲いかかってくるかもわからない、だから絶対に気づかれないよう、体を微動も動かしてはいけない

と思ったわけです。

そして、それとうなり声。
ふすまを開け閉めするスーという音。

恐怖で硬直した私は、布団の中で大汗をかいていました。

最初は横に寝ている父のいびきかとも思いました。
あるいは本当にそうだったかも知れませんし、今でもそう思いたいというところはあります。

ラップ音は丑三つ時が一番鳴る。恐怖で慢性的な睡眠不足に

そして、それだけでは説明のつかない音が聞こえるようになりました。
それがいわゆるラップ音。あの理由もなくパチン、コト、パキッとなる音です。

しかもその音は毎晩、決まった時間に集中して鳴るのです。
それがよく言う丑三、うしみつ時。
つまり午前1時から午前3時の間です。

このラップ現象は、小学校に上がった後、延々と6年間くらいは続いていたと思います。

そして、中学に入った後、私は両親とは別な部屋に寝起きするようになりました。
母屋が2棟あったため、家族が住んでいない方の母屋に移り住んだのです。

それである程度、こういうラップ音の恐怖から逃れることができました。

ただそれまで、小学校時代は本当に大変で、子供のことなので毎晩9時には布団に入っては、必ず真夜中に目が覚めてしまう毎日を過ごしています。

そしてそれ以前に眠りに就くまでが大変で、布団に入ってもそのようなワケのわからない音と暗闇の怖さで寝ようとしても眠れません。

ようやく眠気が来て眠りに落ちることができたのは、大抵は11時過ぎでした。
というか、11時前に眠れたという記憶はほとんどありません。

そしてわずか1時間、2時間寝た後、必ず午前1時前になぜか目を覚まします。
その前、時計が夜中の12時を打つまで布団の中で恐怖で目を覚ましていたことも多かったのです。

そしてその後たっぷり2時間、わけのわからないラップ音と、えもいわれぬ恐怖感に悩まされ続けたのです。

ですが時計が午前3時を打つと、その後は不思議なくらい気持ちが楽になりました。
それまでのわけもなく重苦しい気持ちが失せ、そして眠気が襲い、ようやく眠ることができたのです。

後で考えても、これはこれでまた不思議なことではありました。

子どもの頃の方が睡眠時間は毎日わずか5時間。短すぎて寝不足に

このような夜をほぼ毎晩過ごしていました。

不思議なことに、私の両脇に寝ていた両親はそんな音など全く聞こえないかのようにいつも熟睡していたのです。
というか、どうやら両親には全然そういう音とか声は聞こえなかったと思います。

ですが私はその間恐怖に青ざめて毎晩のように布団の中で縮こまって、夜の明けるのを待っていたわけです。

どう考えても毎晩5時間くらいしか睡眠をとれませんでした。

このため完全に慢性的な寝不足で、毎朝起きるのが大変つら買った記憶があります。
子供時代は寝ぼけ眼(まなこ)で起き出しながら茶の間に座り込み、おいてあったご飯のおひつを両手で抱えていたものでした。

実はやはり霊のせいかも。後年に先祖供養でウソのように楽に

こんな子ども時代の苦しみが、潜在的に自分の心のどこかに引っかかっていたのだろうと思います。

成人して東京に出てきた後は、親の目から逃れられたという自由さも手伝って、いろいろと手を尽くしてその筋の信頼できる人の元に相談に出かけたことがあります。

そこで言われたのは、

悪霊化しているというほどではないが、貴方の先祖の中には成仏していない人がいる。
貴方が霊感質のため、先祖の中で成仏を願って貴方にすがってきている人がいる。

ということでした。

それで、先祖供養を頼んで行ってもらったところ、ウソのように心身が楽になった経験があります。

それでもラップ音は今でもやまなかったという不可解

ただ、じゃあそれでその結果、しつこいラップ音もなくなったか、と聞かれればNOです。

相変わらず鳴るものは鳴る、という感じです。

ただ、安心材料としては以前のように先祖の内にせよ、悪い影響を自分に与えるものではなさそうだ、というようです。

ラップ音というのは、よく心霊的な話に上りますし、あるいは私ほどでないにしろ、経験を持つ人も多いようです。
特に夜中に理由もなく部屋や家のあちこちでパキッ、コトッという音を聞いた人も多いかと思います。

私自身はそれの極端なケースと思って頂いて良いかと思いますが、本来的にはそれほどに怖いものではないようです。
保障はできませんが、結局あの世の人たちというのは、この世にいる私たちに何らかのサインを送ったり、気づいてもらいたい場合、こうしたラップ音とかちょっとしたインスピレーションなどで知らせるしかないワケです。

あまりいわく付き過ぎるところに行って、そういう音を聞いたり姿を見たりするのは確かに問題ですが、日常的になっているなら、そういうちょっとしたサインのレベルだろう、と私は思うのです。

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